卒業式- 3/19更新
3/13(木)に厳粛な雰囲気の中、令和7年度卒業式を挙行いたしました。
卒業生一人一人が担任から呼名され、卒業証書をしっかり受け取り、3年間過ごした学び舎を巣立ちました。感極まって涙ぐむ場面もありましたが、これまで中中を引っ張ってきた力を発揮して最後まで堂々と役割をこなしました。

式 辞
校庭に降り注ぐやわらかな日差しに、ようやく春の気配が感じられるようになりました。
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。卒業証書を受け取るみなさんの顔には、中学校3年間、義務教育9年間の学びを終え、立派に成長した自信と誇り、やり遂げた達成感、乗り越えた自信と決意が感じられました。みなさんは中之条中学校の卒業生として、我が校の歴史に確かな足跡を残してくれました。
振り返れば、みなさんが入学した令和5年は、新型コロナが5類に移行した年でした。アフターコロナで世の中が賑わいを取り戻す最中にみなさんの中学校生活が始まりました。慣れない生活にとまどいながら、先輩たちに付いていくのに必死だったと思います。2年になると、先輩と呼ばれるようになり、うれしさと同時に誇らしさも感じられました。そして、中中のリーダーとしての自覚と責任をもち、経験と成長の真価を発揮し、全力で駆け抜けた最終学年。今、中学校生活のかけがえのない思い出が鮮やかに蘇り、寄せては返す波のように、心地よく心に押し寄せていることと思います。
(略)
浮かんでは消えていく、数々の大切な思い出は胸の奥にしまっておいてください。みなさんの最高到達点は、まだここではありません。未来につながる新たな道が、足下で確かな光を放ち始めています。
これからみなさんが船出をする社会は予測が困難と言われています。そんな社会を生きていくみなさんに心に留めておいてもらいたいことがあります。
「バタフライエフェクト」これは、アメリカの気象学者エドワード・ローレンツが1960年代に提唱した理論です。気象予測のわずかな数値の違いが、結果的に将来の予測値の大きな変化に繋がることを発見し、「ブラジルの1匹の蝶のはばたきは、テキサスで竜巻を引き起こすか?」と喩えました。そして、この「バタフライエフェクト」の理論は気象予測にとどまらず、様々な分野に適用され解釈されています。
この概念は、人生にもあてはめて考えることができます。小さな行動や些細な選択が、将来的に予想もつかない大きな結果をもたらす可能性があります。あなたの小さな羽ばたきが、いつかどこかで誰かに大きな影響を与える可能性があります。それは、世界を動かし、未来を変える可能性を秘めています。
この卒業という大きな節目をきっかけに、明日から始まる未来に、目の前に広がる世界に、視線を向けてください。一人一人が、「蝶のはばたき」のような、小さな一歩、わずかな変化を大切にしてください。リスクを恐れずに挑戦し続けてください。みなさんには、新しい世界を創造する力があります。
在校生のみなさん、卒業生が築いてきた中之条中学校の伝統と校風を引き継ぎ、さらによりよい学校にすることが、皆さんに与えられた大きな役割であり、責任でもあります。一人一人が、中之条中学校の生徒としての自覚をもち、伝統と校風をさらに価値あるものに進化させていってください。
(略)
卒業生のみなさん、中学校3年間の旅が今日で終わりを迎えます。中中の校訓「創・節・信」を胸に、新たな自分を創造し、節目を大切にして、信頼される人へと自らを成長させてください。「和顔愛語」、穏やかな笑顔をたたえ、優しい言葉で語りかけてください。
中之条中学校で過ごした3年間の中学校生活に自信と誇りをもち、これから沢山の人と出会い、強く、たくましく、一歩一歩着実に、自分で選んだ道を力強く歩んでいってください。
卒業生98名の明るい前途を心から願い、式辞といたします。
令和8年3月13日
中之条町立中之条中学校長 桑原 武史

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